WESTRIDE 1965E SELVAGE DENIM 販売中

ちょっと前まで道路が見えてたんですが、ドカッと降ったおかげでまた冬景色に戻りました。

来週から最低気温が二桁になるみたいなので、皆様体調にはお気を付けください。

 

以前ご紹介した商品が手違いでショップサイトに上がっていなかったので、

通販開始のご案内も含めて改めて紹介したいと思います!

 

WESTRIDE/ウエストライド 1965E SELVAGE DENIM

このパンツの為に織り上げた新たなオリジナル右綾デニムは13.5ozメンフィス綿のセルビッチ仕様。
7/-x7/-打ち込み62本x46.5本で仕上げ、極上の風合いを持つ逸品。

やや浅い股上と気持ち細身のシルエットを持つ、「66 BIG E」タイプとして完成させています。

また、未洗いでお届けするデニムは、洗い後の大きなネジレ感や本来のデッドストック・ビッグEに多く見られる、「青」が若干強い独特の色味まで完璧に再現。

ちなみにメンフィス綿は、生地に織り上げると非常にタフでドライ感のあるアメリカ原産ならではの素材です。

 

購入時にはオリジナルフラッシャーが付きます。

フラッシャーというのは、デニムのヒップポケットに付けられる紙のラベルのことで、元々は保証書のような意味合いが強かったのですが、デニムの生産が盛んになるにつれてどのブランドの物か見分けがつきやすくなるように宣伝広告的な役割として使用されるようになりました。

 

その他にも被せリベット、両面レジスターマーク入りのレーヨンタブ、やや浅いカーブを描くバックポケットのヘリングスバーステッチなど、

幾多の66 BIG Eモデル特有のディテールを盛り込んで製作。

 

裾を折ると前述した「セルビッジ」いわゆる耳と呼ばれる部分があります。

デニムが好きな方はご存じかと思いますが、

セルビッジデニムとは、旧式のシャトル織機で織られたデニム生地で、生地の端にほつれ止めが施されているものです。

このほつれ止めの部分が耳(セルビッジ)にあたります。

生産効率が低く、現存している機械も少ないため、しっかり打ち込みのされたセルビッジデニムを織れる織機はごくわずかです。

生地幅が狭く、1本のジーンズを作るのに、通常のデニムよりも5倍の時間と2倍以上の生地が必要になります。

以上を踏まえるとセルビッジデニムは高級且つ良質なデニムである証拠と言えます。

私はセルビッジデニム大好きなので、古着屋でもセレクトショップでもデニムを見つけたらすぐ裾をまくってセルビッジを探しています。

 

そして、デニムを語る上で大事なのが「右綾」と「左綾」についてです。

以前のブログでも紹介しましたが改めて紹介させて頂くと、

まず綾とは綾織(あやおり)のことで織物の三原組織の1つです。

濃い線が左上にあがっているのが左綾

右上にあがっているのが右綾という風に見分けます。

 

それぞれ生地に特性があり、

まず、右綾は織り込まれる際に入る力の加減が左綾よりも強くしっかりと入るので生地が伸びにくいのが最大の特徴です。
馴染んできても生地自体がフラットになりにくく、凹凸の強い状態が維持されるため表面のみ色落ちしていきます。
俗にいう「点落ち」というものです。

 

SG3105色落ちサンプル-Klaxon Online Store

点落ちをすることでよりしっかりとしたヒゲやハチノス、アタリと呼ばれる色落ちがより明確にくっきりと付いてくるので、段々とカッコよくなっていきます。(画像は色落ちの例です)

デニムの多くは右綾で作られており、今回紹介したデニムは右綾です。

 

次に左綾ですが、右綾に比べると織り込みの力加減が少し甘くなる為、生地が馴染み易いという特徴を持っております。

00s Lee LM1101 W30 ストレートデニム 左綾 タテ落ち

この馴染みやすいが故に生地自体がフラットになり、凹凸感が少なく裏糸部分が前に出てきやすくなり「線落ち」あるいは「タテ落ち」と呼ばれる流れるようなきれいな色落ちを楽しむ事が出来ます。

こちらも拾い画ですが、ヒゲもつきつつ太もも辺りが縦落ちしているのが分かります。

ちなみに当店で販売している PAD PANTSは左綾です。

それぞれどちらにも良さがあるので、色落ちの仕方などを参考にしてデニムを選んでみてください!

 

更にもう1点お伝えしたいのが、裾上げに関してです。

今回のデニムに限らず、多くのデニムにはこの黄色いステッチの部分「チェーンステッチ」と呼ばれる裏側の縫い目が鎖のように見える縫製方法が使われているのですが、

この縫製を施すには約100万円ほどする専用のミシンが必要なため、普通の洋服のお直し屋では対応してもらえないこともあります。

その為、専用のミシンが無いところで裾上げをすると一般的なシングルステッチに変わってしまいます。

 

ジーンズのお直し | お洋服のリメイク、リフォーム、お直しなら「ママのリフォーム」へ

シングルステッチだと何が変わるかというと、デニムには欠かせない「色落ち」の部分です。

通常のシングルステッチに比べるとチェーンステッチの方が色落ちが出やすく、波打ったような特徴的な色落ちになります。

最初からデニムを育てるつもりで購入される場合はこの部分もしっかりと念頭に置いて頂いた方が良いかもしれません。

 

また、このチェーンステッチは表から見るとシングルステッチと同じなのですが、ロールアップした時にチェーンの部分が見えるので

裾上げするよりもロールアップして履いて頂く事を強くオススメします!

最近会得したんですが、一回目を大きく折って、それをまた半分にするとセルビッジの部分とチェーンステッチの部分が両方見えるので

このロールアップの仕方にハマっています(写真参照)

 

どのコーデにも合うので、1本あればまず間違いないだろうと言われるアメカジの定番アイテムとなっております!

良いデニムが1本欲しいという方はお気に入りのデニムを買って、ぜひ「育てて」みて下さい!

 

ちなみにこちらの商品は未洗いなので、縮むことを想定してお買い求めください!

一般的にはウエスト部分に拳1個分入ればその分縮みますので、店頭で試着される方はサイズ選びの参考になさってください。

商品詳細・ご注文はこちらから!

 

私も最近良いデニムを購入したので参考になればと思い、つい説明が長くなってしまいましたが、

デニムって本当に良いので…。(語彙力5)

私も頑張って育てたいと思います!

それでは、スターモーターサイクル 桃でした!!!