日に日にガソリンの値段が上がってきて、地域によっては200円台になっているところもあるようです。
色んなニュースを見てると、私が小さかったころからは想像出来なかったことが次々に起きて、
当たり前を維持するには変化が必要なんだなと痛感しております。(主語デカい)
本日も引き続き、UさんのFXRSカスタムについて載せていきたいと思います!
前回の様子はこちらから↓
キャブレターの取り付けが完了し、ブレーキレバーとクラッチレバーの交換を行いました。
今回取り付けたミスミエンジニアリングのハンドルレバーは、
純正と比べ、国産車並の操作性を得られ絞り込み感が強くなり少しの力で強いストッピングを実現できるのが特徴です。
そして、元々ついていたマフラーを当店で取り扱いのあるボンネビルスペシャル エキゾーストに交換いたしました!
こちらのマフラーの音質はどちらかと言えば重く低音で歯切れが良く、高回転まで回しても音が割れない仕様になっています。
低速からトルクが太くなるマフラーの内部構造故、クラッチをミートした瞬間スロットルを開けずとも車体が前に進む感覚を感じて頂けるかと思います。
また、”マフラー交換のみ”の実馬力で、5〜8馬力程度はパワーアップします。
エンジンをかけてみると、動画のようにプライマリーからオイル漏れがありました。
パーツを取り外してみるとインスペクションカバーという、プライマリーオイルの交換やチェーンテンションの確認などを行う際に開け閉めするカバーが割れており、そこからオイルが漏れているような状態でしたのでそちらも交換しました。
続いて、車検取得のための整備に移ります。
リアタイヤを外し、普段手が届かないところのボルトの増し締めを行いました。
バイクは常に振動する乗り物なので、その弾みでボルトが緩んでしまう可能性があります。
ボルトの緩みは重大な事故を起こす原因となりますので、目視で確認できるところは定期的に緩みを確認して頂く事をオススメします。
リアのブレーキパッドは4.5mmありました。
種類にもよりますがブレーキパッドの使用限度は1mmほどなので、こちらは引き続き使用する為に洗浄して再度組み付けました。
続いて、リアタイヤですが確認するとスリップサインが出てました。
大体8,000~10,000km走ると、タイヤがすり減って写真のようにスリップサインが出てきます。
また、スリップサインが出ていなくても3~4年で交換するのが理想とされています。
タイヤのゴムは2~3年で硬化し、たとえ溝があってもゴムが硬くなったタイヤは、グリップが効かなくなり滑りやすくなりますので注意深く見て頂く必要があります。
このままでは走行不可ということで新しいリアタイヤに交換いたしました。
使用しているのはAVON AV92 コブラクロームという種類のタイヤで、ハイパフォーマンスクルーザーの乗り心地・濡れた路面での安全性を求めるライダーに最適なツーリングタイヤとして人気のタイヤです。
名前の通り溝にはコブラの柄が入っているのですが、新品のタイヤだと柄がより分かりやすくなっているかと思います。
このように、タイヤ交換は安全性を高めつつ見た目を刷新するいい機会と言えます。
次に、リアのブレーキオイルを点検しました。
見てみると色が綺麗でオイル量も十分ありましたのでこのまま使用します。
ちなみにこちらは別の車両になりますが、このように汚れが沈殿していたり色が茶色っぽくなっていると交換時期という事になります。
ブレーキオイルは吸湿性が高く空気中の水分を少しずつ吸収しながら、時間の経過とともに劣化してしまう液体なので、定期的な交換が必要です。
交換時期は2年を目安とされていますので、車検時期に交換される方がほとんどかと思います。
以前こちらのブログでFXDBCのカスタムと納車整備を行った際の様子を載せましたが、
ブレーキオイルの仕組みと劣化したオイルが及ぼす影響など載せておりますのでお時間ある時にどうぞ!
キリがいいので今回はここまでといたします!
ボルトの緩みやタイヤの溝を点検するのは必要な事かと思いますので、この機会にご自身の車両を確認してみてはいかがでしょうか。
それでは、スターモーターサイクル 桃でした!!!